クリック率とコンバージョン率について、初心者の方でもわかるように解説します。
- クリック率とコンバージョン率を解説
- 算出方法や一般的な平均値なども紹介
- それぞれの値を高めるコツも解説
「クリック率」と「コンバージョン率」
ブログを初めたり、WEB関係のビジネスをさせている方は聞いたことがあると思います。
クリック率は、
インプレッション数に対する
クリック回数の割合。
コンバージョン率は、
クリック回数に対する
コンバージョン回数の割合です。
それぞれ優しく解説していきたいと思います。
以下の項目で解説します。
- クリック率について
・クリック率とは?
・クリック率の平均は?
・クリック率を上げるコツは? - コンバージョン率について
・コンバージョン率とは?
・コンバージョン率の平均は?
・コンバージョン率を上げるコツは? - クリック率とコンバージョン率のまとめ
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目次
クリック率について
クリック率とは?
クリック率とは、インプレッションに対して何回クリックされたかを表す数字のことを言います。
つまり、クリック回数をインプレッション数で割って算出することができます。
- クリック回数:2
- インプレッション数:100
この場合のクリック率は2%です。
また、クリック率は「CTR(Click Through Rate)」とも呼ばれますので覚えておきましょう。
当然のことながら、クリック率は高い方が良いです。
広告はクリックされることで、ユーザーを自社サイトに訪れさせたり、商品を購入してもらうなどの成果に繋がるからです。
クリック率の平均は?
一般的にクリック率の平均は、「1%」と言われています。
とはいえ、記事や広告のジャンルや検索エンジンの検索順位によって大きく変動します。
例えば、ジャンル別と検索順位別の平均クリック率は以下の通りです。
ジャンル別の平均クリック率(2019年8月)
ジャンル | 平均CTR(Google) |
出会い・デート | 6.05% |
旅行・観光 | 4.68% |
擁護団体 | 4.41% |
自動車 | 4.00% |
教育 | 3.78% |
不動産 | 3.71% |
健康・医療 | 3.27% |
法律 | 2.93% |
金融・保険 | 2.91% |
Eコマース | 2.69% |
産業サービス | 2.61% |
家庭用品 | 2.44% |
求人 | 2.42% |
消費者サービス | 2.41% |
BtoB | 2.41% |
技術 | 2.09% |
(参照:Google Adwords Industry Benchmarks)
検索順位別の平均クリック率(2019年4月)
検索順位 | PC | スマホ |
1 | 31.19% | 22.44% |
2 | 15.91% | 14.06% |
3 | 10.07% | 9.27% |
4 | 6.32% | 6.09% |
5 | 4.28% | 4.17% |
6 | 3.03% | 2.87% |
7 | 2.19% | 2.08% |
8 | 1.71% | 1.67% |
9 | 1.38% | 1.31% |
10 | 1.12% | 1.01% |
(参照:Advanced WEB RANKING)
クリック率を上げるコツは?
記事タイトルの場合
クリックされるタイトルを作るには「5W1H要素」を考えて書くことが重要です。
- WHO(誰が)
- WHOM(誰に)
- WHAT(何を)
- WHY(なぜ)
- WHEN(いつ)
- HOW(どのように)
「ブログ 始め方」で
記事を書くなら以下のようなイメージ。
- WHO:ブログ歴10年のプロが
- WHOM:ブログ初心者に
- WHAT:猿でも出来るブログの始め方を
- WHY:絶対失敗しないよう教えます。
- WHEN:今すぐ60分でおわる
- HOW:図解アリで丁寧に
このように要素を洗い出すことで、伝わる文章(タイトル)を構成することができます。
また、この時最も大切な要素は「WHY」だと言われています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
さらに、タイトルには「パワーワード」が有効です。
- 【最新版】
- 【閲覧注意】
- 【初心者向け】
のように「一言」で相手の興味を惹くワードを言います。
これらを活用するだけでクリック率が高まります。
こちらの記事でおすすめのパワーワードをまとめましたので参考にしてみてください。
記事内リンクの場合
記事の内部リンクをクリックさせるテクニックは色々とありますが代表的なものをご紹介します。
まず、記事リンクですがテキストリンクとブログカードでは「テキストリンク」の方がクリック率が高いです。
実際の当ブログで分析をすると、クリック率に2倍程度の差がありました。
テキストリンクについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
また、根本的なところですが、リンクをクリックさせるのに最も大切なのはやはり「ライティング」です。
ライティングも素人からしたら難しそうですが、ある程度の「型」は存在します。
- USP提示
- 比較型訴求
- 新規性訴求
- お値打ち訴求
- ベネフィット法
- クオリティ訴求
- 詳細数値言い切り法 など
詳しくはこちらの記事で「例文」も踏まえてわかりやすく解説しています。
広告の場合
バナー広告を貼る場合も工夫によってクリック率を高めることが可能です。
まず、選ぶ広告ですが以下の2点に気をつけてください。
- インパクトがあるか?
- ターゲットにある程度幅があるか?
固有名詞、ターゲット、数字、時事ネタなど、インパクトのある広告はクリック率が高くなります。
広告のターゲットが「絞られすぎていない」ものを選びましょう。
「初心者向け」なら良いですが「1ヶ月未満の初心者向け」ではターゲットが狭いです。
よくマーケティングでは「的(マト)は絞れ」と言いますが、広告に関しては絶対ではありません。
クリック率を上げるなら「的を無理に小さくする」必要はありません。
また、広告の「位置」や「サイズ」も影響します。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
コンバージョン率について
コンバージョン率とは?
コンバージョン率とは、クリック回数に対して何回コンバージョンされたかを表す数字のことを言います。
「コンバージョン」とは、広告をクリックしたユーザーが商品購入や会員登録など、広告主が設定した目標を達成することを言います。
つまり、コンバージョン数をクリック回数で割って算出することができます。
- クリック回数:100
- リンク先での商品購入:1
このコンバージョン率は1%です。
また、コンバージョン率は「CVR(Conversion Rate)」とも呼ばれますので覚えておきましょう。
当たり前ですが、こちらもクリック率と同様に数字が高い方が良いです。
この数字が低いと言うことは「顧客を刈り取れていない」と言うことです。
改善の指標になるのでしっかしと意味を理解しておきましょう。
コンバージョン率の平均は?
Webの平均コンバージョン率は「1〜2%」と言われています。
つまり100人のユーザーが訪れたら1〜2人は商品購入等をしてくれているということです。
コンバージョン率を上げるコツは?
コンバージョン率を上げるにはLPO(Landing Page Optimization)の実践が有効です。
LPOとは「ランディングページの最適化」を意味しています。
つまり「ランディングページ(購入ページ)」を改善しようという意味です。
せっかく記事やサイトを見てくれても、商品購入前にユーザーが離脱してしまっては意味がありません。
無駄に長い説明などは省いて、素早く確実に購入ページまで誘導するページデザインを見直すことが大切です。
ブログで言うならばPREP法などで適切に商品を紹介できるキラーページを作って、そこまで迅速に誘導しましょうと言うことです。
クリック率とコンバージョン率のまとめ
お疲れ様でした。
クリック率とコンバージョン率について解説しました。
どちらもサイト分析には欠かせない重要な「数的指標」です。
しっかり意味を理解して今後のサイト運営に役立てて見て下さい。
少しでも参考になれば幸いです。
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