今、日本では「Clubhouse」が一気に広がり、音声SNSへの期待が高まっています。
そんな中、テスト運用が行われているのが、Twitterの音声SNS『Spaces(スペース)』。
まだ一部の人しか利用できない機能ですが、既にたくさんの注目が集まっています。
そこで今回は、Twitterの音声SNS『Spaces』について徹底的に解説します。
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音声SNSは、他のことをしながら聴くことができる手軽さや、テキストとは違うテンポ感・感情の共有のしやすさが魅力。
それが誰でもTwitterでできるようになる未来はそう遠くはありません。
Twitter社は2020年12月と2021年1月の2ヶ月間で、5社を買収。
それにより今回ご紹介する『Spaces』だけでなく、「ニュースレター」を送れる機能など、新しいサービスをスタートしています。
そこで、Twitterの音声SNS『Spaces』について徹底的に解説。
さらに、そこから見えてくるTwitterの展望まで、次の項目でお伝えします。
- Twitterの音声SNS『Spaces』とは?
- 『Twitter Spaces』と『Clubhouse』の違い
・参加者がリアクションできる
・ツイートを“スペース”に表示できる
・音声“きっかけ”のコンテンツ体験 - 『Spaces』から見えるTwitterの展望
- Twitterの音声SNS『Spaces』まとめ
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目次
Twitterの音声SNS『Spaces』とは?
『Spaces(スペース)』とは、Twitter内に“スペース”を立ち上げ音声を共有できる新機能。
基本的な機能は次の通りです。
- “スペース”を作ることで、音声のやりとりを発信できる
- “スペース”はFleetと同じ場所に表示される
- ホストは、DMやツイートのリンク、リンクのシェアを通じてメンバーを招待
- 発言者はホストが決めることができ、またリスナーの管理も可能
- 参加者は絵文字でリアクションができる
- スペース内でツイートの共有が可能
- 公開範囲を設定できる
(全員/フォローしているアカウント/発信者として招待したアカウントのみ) - リスナーから「発信できる参加者」になれる
- 音声の自動文字起こし機能あり
(2021/2/20時点では英語のみ対応) - 音声を再生しながら他のアプリを操作できる
現在はベータ版のため、音声クオリティが低かったり、まだまだバグが多いようですが、今後の改善に期待したいですね!
▼最新情報は公式アカウントにて発信されています。
aye we’re live! what up y’all, we're the team behind Spaces––a small experiment focused on the intimacy of the human voice🧵
— Spaces (@TwitterSpaces) December 17, 2020
Twitter『Spaces』と『Clubhouse』の違い
では、今年に入って日本での利用者が急上昇している、話題の音声SNS「Clubhouse」との違いを見てきましょう。
大きく次の3つが異なります。
- 参加者がリアクションできる
- ツイートを“スペース”に表示できる
- 音声“きっかけ”のコンテンツ体験
① 参加者がリアクションできる
「Clubhouse」は気軽にルームに入って話を聞けるのが魅力。
しかし、リスナーは面白い!と思ってもリアクションすることができません。
唯一使われているのはスピーカー同士でマイクのオンオフを激しく表示して拍手や賛同の気持ちを見せるというものだけ。
スピーカーは今話している話題が面白いと思ってもらえているのか分かりませんでした。
しかし『Spaces』ならリスナーもスピーカーも絵文字でリアクションすることができます。
リスナーの反応が見えると話の方向性が作りやすくなり、スピーカー側も話しやすくなりますよね。
今は5つの絵文字(💯🤚✊✌️👋)しか使えないようですが、今後は増えていくと思われます。
② ツイートを“スペース”に表示できる
『Spaces』内にツイートを表示して、他のスピーカーやリスナーとそれを話題にすることができます。
複数のツイートが共有された場合は、スワイプして他のツイートを見られます。
会話につながるような情報や面白い話題をみんなで共有しながら話を展開していけるので、盛り上がること間違いなし!です。
③ 音声“きっかけ”のコンテンツ体験
「Clubhouse」は音声をメインとしたプラットフォーム。
以前に「動画展開は行わない」と発言しており、「Clubhouse」は今後も音声に特化するのではないかと思います。
一方で『Spaces』は色んなコンテンツをベースにして会話ができるように設計されています。
前述の「ツイートが表示できる」という機能もそうですが、音声メインではなく共有できるコンテンツ体験が軸。
つまり、きっかけは音声にありますが、その出口は他のコンテンツ体験であるという方向性が「Clubehouse」と異なります。
『Spaces』から見えるTwitterの展望
Twitterはその拡散性から、これまでコンテンツの『入り口』としての使われることがほとんどでした。
Twitterで集客して「Clubhouse」や「YouTube」など他のコンテンツに誘導する使い方が多かったのです。
それは、Twitter内でのエンゲージメント力やマネタイズ力が弱かったから。
それが今回ご紹介した『Spaces』やスタートしたばかりの新機能「ニュースレター」によりカバーができるようになります。
▼Twitter新機能「ニュースレター」については次の記事で詳しく解説しています。
Twitterで集客してTwitterでクロージングができるようになるのです。
今後『Spaces』はツイート以外に、ニュースレターの記事や動画など他のコンテンツの共有ができるようになるのではないかと思います。
またZoomのような資料の共有によりプレゼンなども行える可能性も考えられ、参加者全員でコンテンツを体験できるようになります。
さらに、Twitter内にコンテンツができれば投げ銭やサブスクなどマネタイズ化もスムーズに。
そうすれば、エンゲージメントを高めながらユーザーを他のプラットフォームへ流入させないようにできます。
このように、Twitterは「エンゲージメントプラットフォーム」へ進化するのではないかと私は考えています。
Twitterの音声SNS『Spaces』まとめ
お疲れさまでした。
今回は、Twitterの音声SNS『Spaces』について徹底的に解説しました。
『Spaces(スペース)』とは、Twitter内に“スペース”を立ち上げ音声を共有できる新機能。
「Clubhouse」と似ていますが、次の点で優位性があります。
- 参加者がリアクションできる
- ツイートを“スペース”に表示できる
- 音声“きっかけ”のコンテンツ体験
現在はテスト運用中です。(2021/2/20時点)
本格的に実装されれば、Twitterは「エンゲージメントプラットフォーム」へと大きく前進すると私は考えています。
ぜひ、今後もTwitterの動向に注目していきましょう。
・「Clubhouse」と何が違うの?